2019-02

高校物理の力学で１つの大きなテーマとなる２体問題。大学入試ではよく衝突・分裂前後の各物体の速度について議論がなされますが，それをエネルギーという観点から見直してみます。

固定座標系から回転座標系に運動方程式を変換すると，慣性力である遠心力とコリオリ力が数式的に現れます。計算は面倒ですが，いったんできるようになるとおトクだと思います。

実生活に結びついていて，かなり身近に感じることも多い摩擦力。以下では物理学における摩擦力の由来と性質についてまとめました。

物体の回転のしづらさを表す慣性モーメント。大きさを持つ剛体では積分の形で定義されるため，煩雑になりがちですが，代表的な形状における計算法やその値は覚えておく価値があると思います。

運動量と同様に重要な物理量である角運動量。一言で言えば回転の勢いを表す量ですが，その定義とそこから生まれる慣性モーメントという物理量をざっと解説します。

力学の基本となる運動の記述において重要な等加速度運動。公式の丸暗記ではなく，速度と時間のグラフを用いて考えることで，理解が深まります。